私がこの仕事を選んだ理由

これまで13年間、社長秘書、分析・資料作成、技術文書の翻訳など、幅広い業務に携わり、
会社員としてとても充実した日々を過ごしてきました。
任せていただける仕事が増えるたびに、自分の可能性が広がることが嬉しく、
「この仕事が好きだ」と心から思っていました。

しかし同時に、心の奥では “もっとこうしたい” という想いが静かに膨らんでいました。
その原点には、社長秘書として働いていた頃の、忘れられない一場面があります。

社長の行動パターンやお仕事のリズムを観察し、必要だと思う改善を自分なりに形にしたとき、
社長がふと気づいてくださり、満足そうに微笑みながら
「ありがとう」
と伝えてくださった瞬間。

その光景や声、空気感までもが、ずっと私の中に残り続けていました。

あのときのように、
目の前の方の仕事が、より軽やかに、より心地よく、流れるように整っていく瞬間
をつくりたい。
その想いから、私は「秘書」という仕事にもう一度真剣に向き合いたいと感じるようになりました。

転職も検討しましたが、企業秘書にはどうしても「定型」の枠があります。
複数のパートナーを担当する場合、
「一人ひとりに深入りしない」ことが求められる場面も多くありました。

でも私は、
もっと深く寄り添いたい。
もっと快適に働ける環境を整えたい。
もっと“その人ならでは”のサポートを追求したい。

そして——
性格も、業務スタイルも、判断基準も、求めるサポートも一人ひとり異なります。
だからこそ私は、その方が最も心地よく成果を発揮できるよう、
サポートを“パーソナライズ”して整えたいと考えています。

この想いが、私がこの道を選んだ理由であり、
これから出会う方へ丁寧に届けていきたい原点です。